2型糖尿病 遺伝

両親が2型糖尿病だと子が罹患する確率は50%

指の親子

 

人間は食事をすると、血液中のブドウ糖の濃度(血糖値)が上がります。

 

このブドウ糖はインスリンという膵臓から分泌されるホルモンによって、脳や体全体に栄養素として運ばれていき、徐々に血糖値は下がります。

 

ところが、この血糖値が何らかの理由で上昇したままの状態が続く症状を糖尿病といいます。

 

この原因は、膵臓によるインスリンの分泌が不足している場合と、インスリンの作用が充分でない場合の2通りがあり、またこの2つが合わさっている場合もあります。

 

糖尿病は、「1型糖尿病」、「2型糖尿病」、「遺伝子の異常その他の原因」、「妊娠糖尿病」に分類されます。

 

1型糖尿病はインスリンを作る働きがある膵臓のβ細胞が破壊されることによって、インスリンの量が足りなくなってしまうものです。

 

2型糖尿病は遺伝的な要因や生活習慣などによって、インスリンの分泌量が少なくなったり、インスリンの働きが悪くなることによって生じます。

 

日本人の糖尿病の95%以上がこの2型糖尿病といわれています。つまり糖尿病患者の方の多くは2型糖尿病です。

 

1型糖尿病との違いは、一般に病気の進行が遅いことです。知らず知らずのうちに徐々に血糖値が上がって、自覚症状がほとんどないまま進みます。

 

成人に多く見られますが、最近では子供でもかかるといわれています。

 

原因としては遺伝的な要因が多く、両親がともに2型糖尿病であるとすると、その子供は2人に1人の確率で2型糖尿病になるといわれています。

 

これに肥満やストレス、運動不足などの生活習慣病が重なって発症するケースがおおいようです。

 

そして従来から考えられていた通り、糖尿病は遺伝するともいえます。

 

しかし体質の遺伝だけが糖尿病を引き起こすかといえば、そうでもありません。

 

運動不足やカロリーの過剰摂取などのいわゆる生活習慣の乱れによって、大きく変わってくることも指摘されています。

 

そのため治療は食事療法と運動療法が中心となります。

 

必要なのは暴飲暴食を避けて、栄養バランスの取れた食事を規則正しく摂ること、適度な運動を毎日心掛けること、過度なストレスを溜めないことなどです。

 

内服薬で血糖値を下げることで治療できますが、それでも無理な場合はインスリン注射が必要となります。

 

一方、1型糖尿病は、インスリンを作っている膵臓のランゲルハンスβ細胞が破壊されることでインスリンの分泌量が下がり、最終的にはインスリンが分泌されなくなります。

 

そのため治療にはインスリン注射が必要です。

 

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